[:ja]Kindleをはじめ電子書籍サービスが非常に充実していることもあり、iPadなどのタブレット端末を使ってスマートに読書されている人が続々と増えている今日この頃。
しかし、読みたい本や参考書が電子書籍化されておらず、泣く泣く紙媒体で購入せざるを得ないこともしばしば…
紙媒体だと本を持ち歩いていなければ読むことができず、持ち歩くと荷物が増えてしまう…かといって自炊に必要なスキャナや断裁機を買うとなると、数万円の出費になってしまい確実に赤字…
自炊代行の業者もあるけれど法律的にいろんな制約があるし、本を業者に送っている間は肝心の読書ができない…などなど、電子書籍デビューするとお悩みが増えてしまう。
しかし、そんな電子書籍ユーザーに朗報だ。
僕たちの悩みを全て解消してくれる、最強のサービスを見つけたので紹介したいと思う。ようこそ自炊の世界へ。
今回紹介するのは自炊の森だ。
この自炊の森ではなんと、断裁代行とスキャナの貸し出しを行なっている。つまり、本を持ち込むだけで自炊が可能だ。料金は100g/120円。漫画であれば約200円、技術書であれば500-1000円ほどで電子書籍化できる。
ありそうでなかったこのサービス。電子書籍erとして早速利用してみた。
場所はJR秋葉原駅の昭和通り口から徒歩約10分。駅から一本道なので、はじめての利用者でも迷わず到着できるだろう。
店舗前にはこのようにわかりやすい看板も立っている。
1階が1号店、6階が2号店となっているようで、今回は1号店を利用した。店舗で受けられるサービスは同じだが、自炊の森には自炊の種というものが存在する。
これは、既に断裁済みの本が店舗内にあり、料金を払うことでスキャンできる。まさに自炊の種だ。ただし、若干グレーな気がした。
1号店には漫画が、2号店には参考書や技術書の種が多く置かれているようだ。持ち込み以外にもいい種があれば自炊してみたいと思えば、自分の目的にあった店舗に行くといい。ただし、2号店は火/水/木曜日が定休日であるため要注意だ。
今回利用した1号店はスキャナが5,6台ほど置かれていた。ホームページに記載されている通りそこまで混むことは無いようだが、利用の6時間前までは予約が可能なようなので用心深い方には予約をオススメする。
店舗に入りはじめての利用であることを伝えると、簡単にサービスの説明をしてくれる。基本的にはスキャナする本の重さに応じた料金を前払いし、本を断裁してもらったあとは自分でスキャンをしていくだけだ。
スキャンの代行は法律上できないようだが、初めてのユーザにもわかりやすくスキャナやPCの使い方を教えてくれるため、心配は不要だろう。スキャンを終えるとpdfやjpegといった好きな拡張子でデータを持ち帰ることができる。保存媒体はスマートフォン、USBメモリ、SDカードなどが利用可能だ。
肝心の仕上がりはとても満足いくものだった。スキャナの型番などはホームページに記載されているため、気になる方は確認してみてほしい。
このサービスを使えば、自炊に悩んでいた電子書籍erたちも自炊の道が開けるのではないだろうか。紙媒体でしか販売されておらず、購入を躊躇っていた本たち。これからはドンドン購入して電子書籍化していこう。さらば紙媒体。