GNS3の環境構築
GNS3のインストールとGNS3 VMの展開が完了したところで、いよいよGNS3の環境を構築していきます。
GNS3を起動するとSetup Wizardが立ち上がるため、「Run modern IOS」にチェックが入っていることを確認し次に進みます。
Local serverの設定はデフォルトのまま次に進みます。
Local serverとの接続に成功したことが確認できると、次に進みます。
事前に展開しておいたGNS3 VM をGNS3に紐づけます。設定値はデフォルトのまま次に進みます。
GNS3 VMが自動的に起動し、問題なく立ち上がると次の画面が表示されます。Finishをクリックし、完了です。
Setup Wizardが完了すると次のポップアップが出てきますが、ここはCancelをクリックします。
CSR1000vのダウンロード
CSR1000vのOSをダウンロードするためにはCisco.comのアカウントが必要であるため、まずはコチラからアカウントを作成します。
必要な情報を入力し登録をクリックすると、登録したメールアドレス宛にciscoからメールが届きます。アカウントを有効化をクリックしましょう。
次のページが表示されアカウントの有効化が確認できます。サインインをクリックし、サインインします。
するとプロファイルの管理画面に以降するため、個人タブをクリックし、必要情報を入力し更新します。会社情報は入力必須です。(特に会社への確認などはありません)
Cisco.com アカウントの作成とプロファイルの更新が完了すれば、CSR1000vのOSがダウンロード可能となります。コチラにアクセスし、「csr1000v-universalk9.03.11.04.S.154-1.S4-std.iso」をダウンロードします。
CSR1000vのインストール
VMware Workstation Proにて仮想マシンを新規作成するため、「新規仮想マシンの作成」をクリックします。
新規仮想マシン作成ウィザードが立ち上がるため、標準が選択されていることを確認し次に進みます。
使用するゲストOSに先ほどダウンロードした「csr1000v-universalk9.03.11.04.S.154-1.S4-std.iso」を選択し、次に進みます。
OSはLinux、バージョンはその他のLinux 4.x以降のカーネル(64 ビット)を選択し、次に進みます。
仮想マシン名な任意のものを指定します。今回はわかりやすくCSR1000Vとしています。
ディスク最大サイズが8.0 GBであることを確認し、次に進みます。
メモリサイズを大きくする必要があるため、ハードウェアをカスタマイズをクリックします。
CSR1000Vはメモリを約3GB使用するため仮想マシンのメモリを4096 MBに設定します。
ネットワークアダプタをNATからVMnet2に変更し、閉じるをクリックします。
メモリが4096 MB、ネットワークアダプタがVMnet2となっていることを確認し、完了をクリックします。
すると、CSR1000VがVMware Workstation Pro上に展開されるため、これを起動します。
途中で自動的な再起動をはさみ、コンソールに「Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: 」と表示されれば no を入力しEnterキーを押します。
そして以下のように「Router >」とIOS XEのコンソール画面が出力されれば、CSR1000Vの起動は成功です。
ここまで確認できれば、同様の手順でCSR1000Vをもう1台VMware Workstation Proに展開しておきます。また、2台目はネットワークアダプタをVMnet3としてください。その後、2台ともシャットダウンします。
関連コンテンツ
Prev : GNS3の導入方法(Windows編その2)
Next : GNS3の導入方法(Windows編その4)