イベント

Diagnostic1_Answer

Answer                                                                      

Task1 (4点)

//回答

異なるAS番号から受信した経路情報はdefaultでMED値の比較が行われないので, BGP best path selection algorithm 10に従って最も古い経路がbest pathとなるため.

 

//解説

BGPではbest path selection algorithmに従ってbest pathが決定される. 回答にも記載があるが, 異なるAS番号ではdefaultでMED値の比較が行われない.

そのため, MED値が小さいISP1から受信した経路情報よりもMED値が大きいISP2から受信した経路のほうが古く, ISP2から受信した経路情報がbest pathとして登録されてしまっている.

ISP2から受信した経路情報が古い という情報は, メールの「先日発生したISP1の接続障害後、ISP1が復旧したにも関わらずInternetへの通信がISP2経由となったまま切り戻りません。」という文章や, 以下の出力から推測できる.

 

//Reference

Troubleshooting TechNotes : BGP Best Path Selection Algorithm

 

 

Task2 (2点)

//回答

bgp always-compare-medを設定する. (best answer)

または, ISP1が優先されるようにLocal Preferenceなど優先度の高いAttributeを使い制御する.

 

//解説

bgp always-compare-medを設定することで, 異なるASから受信した経路情報もMED値の比較が行われるようになる.

これにより, ISP1をbest pathとすることができる.

また, 解決策に指定がないためISP1が優先されるようにLocal Preferenceなど優先度の高いAttributeを使用して制御することも回答として認める.

 

//Reference

Command Reference : bgp always-compare-med