ネットワーク(Network) とは、複数の機器(PC、サーバ、スマートフォンなど)がケーブルや電波を使って相互に接続され、データをやり取りできる状態のことを指します。

たとえば、自宅で PC とプリンタを無線LANルータ経由で接続し、PC からプリンタに印刷データを送れる状態も、立派な「ネットワーク」です。
ネットワークは規模によって、大きく以下のように分類されます。


CCNA では、この LAN と WAN という言葉が非常に頻繁に登場します。「今、自分がLANの話をしているのか、WANの話をしているのか」を常に意識する癖をつけておくと、後々の学習がスムーズになります。
インターネット(Internet) とは、世界中の無数のネットワーク(LAN・WAN)が、共通のルールに従って相互接続された、地球規模の巨大なネットワークです。
ポイントは、インターネットが単一の「モノ」ではなく、「ネットワーク同士の集合体」 であるという点です。自宅のLAN、会社のLAN、通信事業者のWAN……これらが世界中でつながり合うことで、私たちは自宅の PC から地球の裏側にあるサーバとも通信できるようになっています。
このとき、「世界中の異なるベンダー・異なる組織の機器が、共通のルールに従って通信する」ために必要になるのが、次回学ぶ プロトコル(通信の約束事) です。
ここでは、本シリーズのハンズオンで頻繁に登場する機器を役割ベースで簡単に紹介します。詳細な動作は、それぞれ該当する回(IPとサブネッティング、ARPとスイッチングなど)で扱います。
PC(エンドポイント)
通信の送信元・宛先となる機器です。実務ではサーバやスマートフォンなども同じ役割を担います。
スイッチ(Switch)
同じネットワーク(同じLAN)内 の機器同士を接続し、データを適切な相手に転送する機器です。「誰が」「どこにいるか」を MAC アドレスという情報を使って管理します。
ルータ(Router)
異なるネットワーク同士 を接続し、データを転送する機器です。「どのネットワーク宛てのデータを、どちらの方向に送ればよいか」を IP アドレスという情報を使って判断します。
たとえば、日本語しか話せない人と英語しか話せない人が会話をしようとしても、言葉が通じなければ意思疎通はできません。ネットワークの世界も同様で、機器同士が「同じルール(プロトコル)」に従っていなければ、通信は成立しません。
このルールを整理する枠組みとして、ネットワークの世界には OSI参照モデル と TCP/IPモデル という2つの代表的な考え方があります。
次回はこの OSI参照モデルと TCP/IPモデルについて学び、「通信が階層構造に従って成立している」ことを理解していきます。
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