学習記録

転職を機にこれまでの経験を振り返る

はじめに

2019年7月より、人生初の外資系に転職しました。新卒でSIerに入社し、3年目でスタートアップに転職。その後約1年半勤め、今回は初の外資&メーカーに勤めることとなったわけです。

これまでを振り返ってみると、偏差値38のなんちゃって理系から超理想的なキャリアを歩めたんではないかなと思います。

なので、今回はいい機会ですし、これまでの自分の経験や活動を振り返ってみます。偏差値38の理系(笑)卒から就職偏差値80と呼ばれる会社に入社するに至った経緯です。

 

 

1社目 中規模SIer

前述した通り大学時代は理系(笑)でしたが、就職活動は一応IT企業を受けており、いくつか内定をいただいた中から消去法でインフラがメインの中規模SIerに決めました。

特にやりたいことや目標もなく入社したため、研修後も特に配属希望を出さず、成り行きでネットワークエンジニアに。

本格的にお仕事が始まったこともあり、社内の評価制度を確認します。すると、階級を上げるためには一定レベルの資格を取得しなければいけないとのこと。もちろん、どうせ仕事をするのであれば稼げたほうが嬉しいし、お金もたくさん欲しい。20代で1000万欲しい。

当時は会社が資格取得を推奨していたこともあり、せっかくなので同期で誰よりも早く推奨資格をすべて取得しようといった動機から、人生で初めて継続的な勉強をはじめました。

配属後(2015年7月)から学習を始め、ITIL, CCNA, LPIC level1, MCSAとなぎ倒して行き、7ヶ月後の2016年2月に同期で誰よりも早く資格を取得しました。

また、何故最速を狙ったかというと、新卒の自分には仕事で同期と大きな差をつけることは難しいと感じたためです。

もちろん仕事で求められた結果を出すことは大前提です。しかし、派遣がメインの事業であったことと、新卒が担当できる業務で評価に大きな差は生まれないだろうと読み、結果に明確な差が出る資格取得にコミットすることに。

すると、狙い通りマネージャー陣や人事から認知を得ることでき、高い評価を得ることができました。意欲的な姿勢から案件の希望も通りやすくなり、自身の強みを活かせる業務に関わることで仕事の評価も高まりました。

その後ネットワークエンジニアとしてのキャリアを切り開いていくため、CCNPを2016年5月に取得。ここから英語を1から学習し、CCIE R&Sの取得を目指します。

また、I,my,me,mineがわからないレベルからCCIEを取得できる(洋書をスラスラ読める)ようになる英語の勉強方法は、是非こちらの記事で紹介しています。是非読んでみてください。

https://it-networking.jp/2018/09/02/763.html

 

 

2社目 スタートアップ企業

新卒で入社した会社では3年目のカンファレンスミーティングで部の最優秀賞を受賞するなど、非常に高い評価を得ていましたが、1つ大きな不満が溜まっていきました。

それは・・・周りに勉強してる人がいない!!!

もちろん勉強は1人でするものです。しかし、会社を見渡しても勉強している人があまりにもいませんでした。CCIEを取得している人はもちろん0人。取得を目指している人すらいません。昼休みに勉強している人も当然ですが0人です。

また、当時はCCIEの学習をしていたこともあり、同期の中ではずば抜けてネットワークに関する知識がありました。しかし、どれだけ結果を出そうとも、業務でポジションを取ろうとも、評価制度の都合上年収は差が出て3万円ほどでした。月じゃないですよ〜年でですよ〜。

そんなこんなで「より成長できて、切磋琢磨し合える環境に身を置きたい!」という思いから人生初の転職活動を2017年の夏頃に開始。

ここでは素晴らしいエージェントさんと出会い、十分すぎる支援を受けつつ某大手コンサルティング会社やプライムSIerから内定をいただくことができました。しかし、所謂大企業から内定を得られたものの、転職先として選んだのはこれから立ち上がるスタートアップ企業でした。

きっかけはAnteresさんが主催するCCIE勉強会での出会い。同じく勉強会に参加されていたWolfさんから立ち上げメンバーとしてお誘いいただき、入社することになりました。

大手よりスタートアップ?!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、入社を決意するに至った大きな理由は3つ。

1つ目は学習意欲の高いエンジニアが集まっていたこと。2つ目はポジションが決まった上での採用であったこと。3つ目は納得行く給与を提示して下さったことです。

立ち上げ当初はWolfさん、Antaresさん、僕という3人からのスタートでしたが、全員がCCIEを目指している/取得しているという非常に心地よい環境でした。

また、入社前からシスコ セキュリティ製品とルータ・スイッチのテクニカルサポートのポジションに就けることが決まっていたことも大きい。日系企業だと総合職での採用であったり、案件/プロジェクトによって関わることのできる技術が左右されてしまうため、意図したキャリア形成が難しいことが多い印象です。しかし、はじめからポジションが決まっていれば、望むキャリアに向けて自己研鑽を迷いなく進める事ができるため、非常に助かりました。

そんなこんなで入社したスタートアップ企業では楽しい日々を過ごし、2018年2月にはCCIE R&Sを取得。

https://it-networking.jp/2018/02/26/231.html

 

また、スタートアップ企業は人が増え始め、気がつけば10人中CCIEが4人、candidate多数というとんでもない状況になっていました笑

また、CCIE R&Sを取得したことで勉強に対しては一区切りがつき、自身の経験を活かして2019年から副業を開始。個人向けのコンサルティングサービスや登壇、勉強会の実施などで、経常利益は4-500万/年が見込めるようになりました。社会人5年目にして、20代の目標であった年収1000万が現実に。

 

3社目 外資系メーカー

スタートアップ企業では不満のない社会人生活を送っていましたが、友人からの刺激やLinkdinのスカウトから外資系企業に興味が出始めました。

やはり、将来を考えると英語を使う仕事をしておきたい。所謂プライムSIerや大手企業に勤めた経験がないため、若いうちに世界を広げておきたい。そんな中、ご紹介いただいた企業から内定をいただき、初の外資系メーカーに転職することになりました。

外資系企業は一般的な日系企業と大きく異なり、総合職ではなくポジションでの採用。つまり、応募時点から自分が入社後何をすべきかが決まっています。今回は前職の経験を活かし、テクニカルサポートでの採用となりました。

担当する製品はデータセンター。テクノロジー的にはルータ・スイッチの経験が非常に長く、CCIE Routing and Switchingを保有していたことからも、これらを活かせるネクストキャリアとしてデータセンターを選びました。

初めての外資系企業ですが、不満は0。資格手当なども考慮すると、社会人5年目にして年収は800万円ほど。日系企業では課長・部長職レベルの収入を得つつ、更に日々成長できる環境に身を置くことができます。

新しい技術の習得や、英語の勉強。日系企業と異なり何もしなくても給料が上がっていくわけではないので、如何に自分の価値を発揮できるか、伝えることが出来るかと忙しくも刺激的な毎日です。この環境が合う・合わないは人それぞれだと思いますが、僕にはとても合っていたようで、幸せなサラリーマン生活を送れています。

 

 

最後に

偏差値38のなんちゃって理系(笑)だったとしても、自己研鑽を積み重ねることで大きく人生を変化させることができました。もちろん、理想や幸せの定義は人それぞれなので、周りに流されず「自分が幸せだ」と感じられる日々を目指すべきです。

成長や成功が夢だ!目標だ!という方は、今の自分が◯◯だから…と諦めず、理想の未来に向けて頑張ってみてください。ネットワークエンジニアであれば、CCIEの取得はとてもコスパがよくおすすめです。

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