■Task
以下出力を得なさい.
また各IFのOSPF cost及びbandwidthを変更してはいけません.
■Topology
■Pre-Config
■Answer
RT2:
conf t
!
router ospf 100
area 1 range 192.168.0.0 255.255.0.0 cost 1
!
end
■Verify
■Note
このTaskは, RT2でarea 1の経路を集約することで要求された出力を得ることができる.
OSPFでは特定のareaから異なるareaに経路を広報する際はLSA type3を使用する. LSA type3はarea x range commandを使用することで, area xから異なるareaに広報する際に経路集約が可能.
また, defaultでは集約する経路のなかで最も小さいcostが集約経路のcostとなる.そのため, defaultでは192.168.0.0/16のcostは10となる.
※cost optionを使用しない場合の集約経路
要件を満たすため, cost optionを使用して生成する集約経路のcostを1とする. これにより, cost 1[LSA type3] + cost 10[ABRまでのcost]によりRIBにmetric 11として登録される.
また, 補足であるがOSPFにはLSA type 5を集約するsummary-address commandが存在する. ともに集約系のコマンドであるが, area間を集約するので”area range”と覚えると覚えやすい.
■Reference
Command Reference : area range