■Task
以下の出力を得なさい。
また、以下の設定を変更してはいけません。
・各I/Fのdelay値
・メトリックの計算に使用するK値 (metric weight command)
■Topology
■Pre-Config
■Answer
RT3:
conf t
!
ip access-list standard 10
permit 1.1.1.1
!
router eigrp 100
offset-list 10 out 100000000 Ethernet1/1
!
end
■Verify
■Note
このTaskはoffset-listを使用することで要求された出力を得ることができる。
EIGRPは複数の要素からメトリックが計算されるが、本Taskではdelay値のみから計算されるように設定されている。しかし、要件として各I/Fのdelay値の変更は禁止されている。
offset-listでは、広報する特定の経路情報にdelay値を重み付けすることによりメトリックを操作する。
実際にoffset-listによりdelay値が変化していることが、以下の出力より確認できる。
//offset-list 適用前(Total delay is 7000 microseconds)
//offset-list適用後(Total delay is 3913250 microseconds)
そのため、offset-listを使用してRT3がRT4に対して広報する経路にoffset-listでdelay値を重み付けをすることで、RT4からRT1[1.1.1.1]への通信はRT2経由のほうがメトリックが小さくなり、要求された出力を得ることが可能となる。
※本TaskではRT3からRT4に対するoutboundでoffset-listを適用したが、RT4からRT3に対するinboundで適用することで同様の結果を得ることができる。
■Reference
Command Reference : offset-list (EIGRP)