その他

BGP Aggregate timer

■Task

以下の出力を得なさい.

ACL/Prefix-listを用いたFilteringを行ってはいけません.

RT1の再起動後も172.16.0.0/16のみがRT2に広報されることを確認しなさい.

 

■Topology

 

■Pre-Config

RT1

RT2

■Answer

RT1:
conf t
!
router bgp 100
aggregate-address 172.16.0.0 255.255.0.0 summary-only
bgp aggregate-timer 0
!
end

 

■Verify

 

■Note

このTaskはAggregation関連の設定を行うことで要求された出力を得ることができる.

まず, 出力からRT2のbgp tableには172.16.0.0/16の集約経路のみが存在する. Filteringを行ってはいけない と指定があるため, RT1で”aggregate-address”の”summary-only” optionを使用する.

これにより, 集約の対象となる経路は抑止され, 広報されない.

 

また, RT1の再起動後も172.16.0.0/16のみがRT2に広報されることを確認しなさい と指示がある.

“aggregate-address”の設定後にRT1を再起動(または”clear ip bgp”)すると, RT1のbgp tableには集約経路が存在せず, /24の経路がbest pathとして登録されていることが確認できる.

 

best pathとして登録されているため, 当然RT2に広報されている.

 

これは”aggregate-timer”による動作となる. defaultでは”aggregate-timer”が30secとなっているため, 再起動後は即座に集約が行われず, /24の経路がbest pathとして登録されてしまった.

BGPでは30秒周期で”aggregate-timer”が動作しているため, 集約経路に含まれる経路がBGP tableに登録された際は, 最大で30秒間neighborに対してその経路が広報されてしまう.

これは”bgp aggregate-timer”により30secから0secに変更することで防ぐことができる.

 

■Reference

Command Reference : aggregate-address

Command Reference : bgp aggregate-timer