CCIE

CCIE R&Sの学習方法 その1

先日、僕がCCIE R&Sを取得するために使用した教材を紹介したため、続いて学習方法を紹介しようと思います。内容は、実際に僕が歩んできた道と全体を振り返って考えた効率の良い道の2パターンです。

そんなの後者のほうがいいに決まっているだろ!笑 という意見が安易に想像できますが、苦労話として前者も読んでもらえると嬉しいです。ということで、今回は実際に僕が歩んできた道を紹介します!

Chapter .1 英語の学習

学習期間:2016年5月〜6月

CCIE R&Sへの挑戦を心に決めた入社2年目の僕は、中学・高校・大学とまともに勉強をしてこなかったため英語なんて読めるわけもなく、苦手が故にアレルギーでした。文法?SVOC?なにそれ???といった状況。そんな状況では洋書を読むどころか問題文も理解できないため、まずは英語の学習をはじめました。

使用した参考書は次の2つ。

・ゼロからの英語やり直し教室

・分かる!解ける!英文法!

 

結論から言いますが、上記の参考書を使用して勉強すればまず間違いなくCCIE R&Sの取得において英語で困ることはなくなります。

1つ2万円と参考書にしては割高ですが、英語ができないけどこれからCCIEに挑戦するんだ!という志の高い方には本当にオススメします。英語って文法が理解できれば、読めるんだ。と心の底から実感することが出来るはず!

そんな素晴らしい参考書を2ヶ月ほどかけて読破し、英語の基礎をはじめに身に着けました。

これらの参考書を使ったCCIEのための英語の勉強方法はこちらの記事で紹介しています。是非読んでみてください。

 

Chapter .2 CCIE R&S Writtenに挑戦

学習期間:2016年6月〜9月

英語の学習が終わった後は、すぐにCCIE R&S Writtenの対策を進めました。CCIEの学習を初めて3ヶ月でWrittenを取得?!早くない?!と思われた皆様。そのとおりです。いろいろと間違えています笑

現在はもう通用しないようですが、このときはいわゆる模擬問題が非常に有効な時期でした。CCIE R&Sを最終的に取得するのであれば、筆記試験はあくまで英語の学習の一貫として使うことに当時の僕は決めたようです。

結果的にCCIE R&Sを取得できたので、結果オーライですが…本当はちゃんと学習を進めてからラボ直前に受けたほうが…というのは次の記事で紹介しようと思います笑

この期間はCCNP R&Sまでで学習した内容を振り返りながら、Writtenの模擬問題をひたすらに解き続けました。Writtenは選択問題のため、問題文や回答の英文はそこまで長くありません。そのため、英語を学習しはじめたばかりな僕でも何とかモチベーションを保ちながら進めることができました。

1000問近くある問題を何周もこなしつつ、2016年9月11日にWrittenを突破しました。また、この学習のなかで極めるBGPなど先日のブログで紹介した和書は一通り読破しています。

 

Chapter .3 Blueprintに沿った学習

期間:2016年9月〜2017年4月

ここからが本当のCCIE R&Sの学習です。まずはBlueprintを確認し、試験範囲の広さを改めて実感しました。そして、CCIE Holderの方々のブログを参考にCisco pressを読み始めました。概要すら理解できていない技術はCisco pressで学習し、その後CCOを読み込み理解を深めながら詳細を詰めていくようなイメージです。

このときは先人方の教えを守り…

Cisco pressやCCOにでてくるSample configは全て検証する。

機能確認はできるだけ最小構成で行う。

設定が出来て終わり!やったね!ではなく、最適な確認方法(show command)を意識する。

制御パケットはパケットキャプチャで確認し、debugと合わせてどのような処理が置きているか確認する。

あえて間違ったコマンドを入れて、正常ではない動作を確認しておく。

といったことを意識しながら学習を進めていました。今思い返せばこれは大正解で、このプロセスがあったからこそCCIEを取得することが出来たと思います。ここまで約半年をかけて、BlueprintのうちLayer2/3とVPN、Infrastructure SecurityとInfrastructure Serviceの一部を網羅しました。Infrastructure SecurityとInfrastructure ServiceはINEのWorkbookに重点を置いて学習するつもりだったため、ここでは概要を抑える程度にしていました。

 

Chapter .4 INE Workbookをやり込む+知識の補填

期間:2017年4月〜2017年10月

Blueprintもある程度網羅できたので、試験対策としてINEのWorkbookをはじめました。ここでは問題を解き、理解が浅いと感じればCCOを読み知識の補填 という工程をひたすらに繰り返していました。Chapter .3でCCOを一通り読破していたため、INEが特別難しいと感じることはあまりありませんでした。

ただし、INEはある程度トポロジが大きく複雑で、実際のラボ試験と同様に問題文から題意を読み取らなければいけないため、その点はとても苦労しました。

INEの解説は意外と簡素なものも多いため、CCOと合わせて副読書として海外ブログなどを参考にすることで理解度を高めることができるのでオススメです。

また、Workbookをこなせるレベルまで学習が仕上がってくるとゲーム感覚で学習を進められるため、非常に勉強が楽しくなってくる時期だと思います。ラボで地獄を見る前に、ここで幸せゲージを貯めておいたほうがいいです。

 

Chapter .5 CCIE R&S Labに挑戦

期間:2017年10月〜2018年2月

Workbookも終え、フルラボもこなし一通り準備が出来たな!と思ったらとうとう初回受験です。正直1発合格できると思っていましたが、世の中そんなに甘くない。弁当も美味しくない。

受験の時期ですが、たくさんのCCIE Holderの方が書かれているように…

Blueprintが一通り網羅できた。

INEを全て問題なく解くことができる。

くらいのレベルになれば、早めに1度受けてみることをオススメします。というか、実際に受けないとラボの難しさ(環境含む)はわからないです。1回20万と大金ではありますが、自分のレベルを測るために1度受けてみることをオススメします。

もし、全く話にならなかった。。。というレベルであればChapter .3からやり直し。問題文も理解できたし、後は試験対策だけだ!となれば、持ち帰った情報や試験環境から対策を立てて早期に挑戦することがベストだと思います。

CCIEはとても範囲が広い試験であるため、受験期間が空いたり勉強できない日々が増えてしまうと思い出すだけで一苦労です。落ちるたびに人権を奪われ目の前が真っ白になる悪魔のような試験ですが、問題文が理解できるレベルであれば合格まで毎月受け続けることをオススメします。

僕もFailした際のクールタイム(1ヶ月受験できない)を考慮しつつ、ほぼ最短日で受験を続けてきました。ここまでくれば、後は走り抜けるだけ!!!

 

いかがだったでしょうか?完全独学のため、振り返ると遠回りもたくさんしていますが、上記のようなプロセスでCCIEを取得しました。正直、おすすめできる勉強方法ではないです笑

なのでこちらの記事では、たくさん遠回りしてしまった反省点を活かした最短でCCIEを取得することが出来る勉強方法を紹介しています!是非一読いただいて、CCIE Numberを勝ち取ってください!

先日、僕がCCIE R&Sを取得するために使用した教材を紹介したため、続いて学習方法を紹介しようと思います。内容は、実際に僕が歩んできた道と全体を振り返って考えた効率の良い道の2パターンです。

そんなの後者のほうがいいに決まっているだろ!笑 という意見が安易に想像できますが、苦労話として前者も読んでもらえると嬉しいです。ということで、今回は実際に僕が歩んできた道を紹介します!

Chapter .1 英語の学習

学習期間:2016年5月〜6月

CCIE R&Sへの挑戦を心に決めた入社2年目の僕は、中学・高校・大学とまともに勉強をしてこなかったため英語なんて読めるわけもなく、苦手が故にアレルギーでした。文法?SVOC?なにそれ???といった状況。そんな状況では洋書を読むどころか問題文も理解できないため、まずは英語の学習をはじめました。

使用した参考書は次の2つ。

・ゼロからの英語やり直し教室

・分かる!解ける!英文法!

結論から言いますが、上記の参考書を使用して勉強すればまず間違いなくCCIE R&Sの取得において英語で困ることはなくなります。

1つ2万円と参考書にしては割高ですが、英語ができないけどこれからCCIEに挑戦するんだ!という志の高い方には本当にオススメします。英語って文法が理解できれば、読めるんだ。と心の底から実感することが出来るはず!

そんな素晴らしい参考書を2ヶ月ほどかけて読破し、英語の基礎をはじめに身に着けました。

これらの参考書を使ったCCIEのための英語の勉強方法はこちらの記事で紹介しています。是非読んでみてください。

 

Chapter .2 CCIE R&S Writtenに挑戦

学習期間:2016年6月〜9月

英語の学習が終わった後は、すぐにCCIE R&S Writtenの対策を進めました。CCIEの学習を初めて3ヶ月でWrittenを取得?!早くない?!と思われた皆様。そのとおりです。いろいろと間違えています笑

現在はもう通用しないようですが、このときはいわゆる模擬問題が非常に有効な時期でした。CCIE R&Sを最終的に取得するのであれば、筆記試験はあくまで英語の学習の一貫として使うことに当時の僕は決めたようです。

結果的にCCIE R&Sを取得できたので、結果オーライですが…本当はちゃんと学習を進めてからラボ直前に受けたほうが…というのは次の記事で紹介しようと思います笑

この期間はCCNP R&Sまでで学習した内容を振り返りながら、Writtenの模擬問題をひたすらに解き続けました。Writtenは選択問題のため、問題文や回答の英文はそこまで長くありません。そのため、英語を学習しはじめたばかりな僕でも何とかモチベーションを保ちながら進めることができました。

1000問近くある問題を何周もこなしつつ、2016年9月11日にWrittenを突破しました。また、この学習のなかで極めるBGPなど先日のブログで紹介した和書は一通り読破しています。

 

Chapter .3 Blueprintに沿った学習

期間:2016年9月〜2017年4月

ここからが本当のCCIE R&Sの学習です。まずはBlueprintを確認し、試験範囲の広さを改めて実感しました。そして、CCIE Holderの方々のブログを参考にCisco pressを読み始めました。概要すら理解できていない技術はCisco pressで学習し、その後CCOを読み込み理解を深めながら詳細を詰めていくようなイメージです。

このときは先人方の教えを守り…

Cisco pressやCCOにでてくるSample configは全て検証する。

機能確認はできるだけ最小構成で行う。

設定が出来て終わり!やったね!ではなく、最適な確認方法(show command)を意識する。

制御パケットはパケットキャプチャで確認し、debugと合わせてどのような処理が置きているか確認する。

あえて間違ったコマンドを入れて、正常ではない動作を確認しておく。

といったことを意識しながら学習を進めていました。今思い返せばこれは大正解で、このプロセスがあったからこそCCIEを取得することが出来たと思います。ここまで約半年をかけて、BlueprintのうちLayer2/3とVPN、Infrastructure SecurityとInfrastructure Serviceの一部を網羅しました。Infrastructure SecurityとInfrastructure ServiceはINEのWorkbookに重点を置いて学習するつもりだったため、ここでは概要を抑える程度にしていました。

 

Chapter .4 INE Workbookをやり込む+知識の補填

期間:2017年4月〜2017年10月

Blueprintもある程度網羅できたので、試験対策としてINEのWorkbookをはじめました。ここでは問題を解き、理解が浅いと感じればCCOを読み知識の補填 という工程をひたすらに繰り返していました。Chapter .3でCCOを一通り読破していたため、INEが特別難しいと感じることはあまりありませんでした。

ただし、INEはある程度トポロジが大きく複雑で、実際のラボ試験と同様に問題文から題意を読み取らなければいけないため、その点はとても苦労しました。

INEの解説は意外と簡素なものも多いため、CCOと合わせて副読書として海外ブログなどを参考にすることで理解度を高めることができるのでオススメです。

また、Workbookをこなせるレベルまで学習が仕上がってくるとゲーム感覚で学習を進められるため、非常に勉強が楽しくなってくる時期だと思います。ラボで地獄を見る前に、ここで幸せゲージを貯めておいたほうがいいです。

 

Chapter .5 CCIE R&S Labに挑戦

期間:2017年10月〜2018年2月

Workbookも終え、フルラボもこなし一通り準備が出来たな!と思ったらとうとう初回受験です。正直1発合格できると思っていましたが、世の中そんなに甘くない。弁当も美味しくない。

受験の時期ですが、たくさんのCCIE Holderの方が書かれているように…

Blueprintが一通り網羅できた。

INEを全て問題なく解くことができる。

くらいのレベルになれば、早めに1度受けてみることをオススメします。というか、実際に受けないとラボの難しさ(環境含む)はわからないです。1回20万と大金ではありますが、自分のレベルを測るために1度受けてみることをオススメします。

もし、全く話にならなかった。。。というレベルであればChapter .3からやり直し。問題文も理解できたし、後は試験対策だけだ!となれば、持ち帰った情報や試験環境から対策を立てて早期に挑戦することがベストだと思います。

CCIEはとても範囲が広い試験であるため、受験期間が空いたり勉強できない日々が増えてしまうと思い出すだけで一苦労です。落ちるたびに人権を奪われ目の前が真っ白になる悪魔のような試験ですが、問題文が理解できるレベルであれば合格まで毎月受け続けることをオススメします。

僕もFailした際のクールタイム(1ヶ月受験できない)を考慮しつつ、ほぼ最短日で受験を続けてきました。ここまでくれば、後は走り抜けるだけ!!!

 

いかがだったでしょうか?完全独学のため、振り返ると遠回りもたくさんしていますが、上記のようなプロセスでCCIEを取得しました。正直、おすすめできる勉強方法ではないです笑

なのでこちらの記事では、たくさん遠回りしてしまった反省点を活かした最短でCCIEを取得することが出来る勉強方法を紹介しています!是非一読いただいて、CCIE Numberを勝ち取ってください!