CCIE R&Sの学習方法 その2

前回は僕が歩んできたCCIE取得への道のりと勉強方法を紹介しましたが、今回は自分の経験を振り返った上で最もオススメできる学習方法を紹介しようと思います!何なら自分が学習前にこの記事を読みたかった!!!

Chapter .1 試験範囲を確認する

資格に挑戦するに辺り、最も重要なのは試験範囲を確認することです。当たり前ですが、試験に合格することが目標であるのならば試験範囲外の勉強はあまり意味がありません。ただでさえ試験範囲が広いため、無駄な時間を省くためにまずは試験範囲をしっかりと確認します。

そこでBlueprintを確認してみるも。。。大雑把すぎてわかりづらい!!!!!

この内容で「なるほど、試験範囲は理解できた」と思えるスーパーマンはどれくらいいるんだろう。。。少なくとも僕には無理でした。

ということで、そんなモヤモヤ感を解消すべく我らがINEがこの記事に試験範囲を詳細に記載してくれています。

どうでしょうか?一読してみると、試験範囲を理解することが出来ると思います。

そして、これまでの学習で既に知っている技術も意外とあるはず ですが、既に知っている技術もCCOで再度学び直すことをオススメします。

例えば、”OSPF point-to-multipoint”はCCNP R&Sまで学習した内容です。しかし、Network typeをpoint-to-multipointとしたインタフェースはNetwork Maskが/32としてadvertiseされることは知っていますか?

このように、CCIE R&Sでは今まで学習してきた内容を更に掘り下げていく必要があります。詳細な動作をしっかりと理解する必要があるのです。では、その詳細な動作はどうやって学べばいいの?という疑問が生まれるはずです。これは、全てCCOを使って学習します。

ここまででINEの記事に詳細な試験範囲が書かれていることと、CCOに必要な情報は全て揃っていることを記載しました。長々と書きましたが、勉強を始める前にまずやること それは

INEの記事で試験範囲を確認し、そのトピックが記載されているCCOリンクを紐づけていく

です。

参照するCCOは主にConfiguration GuideとCommand Referenceですが、紐づけを行うのはConfiguration Guideで良いと思います。

Router:Configuration Guide and Command Reference

Switch:Configuration Guide 

例えば、Routerのリンクを開いてみると、”IP Routing : OSPF Configuration Guide”があります。ここを開くとOSPFに関する様々なドキュメントが公開されています。主に、このドキュメントと試験範囲を紐付けて行くような形です。

個人的にはExcelにまとめると後から見やすくてよいのではと思います。また、この作業をすることで学習進捗もわかりやすくなり、一石二鳥です。CCIEは長く険しい道となるため、今自分がどれくらい進めているのかを知ることが出来るのは大きな心の支えになると思います。

ただし、そもそもプロトコルの概要すら理解できておらず紐付けを作るのが困難な場合は、そのプロトコルを学習する際に紐付けを作成すればよいと思います。ここで躓いてしまって学習に踏み出せない となってしまうと、本末転倒です。

Chapter .2 inputとoutputで知識を定着させる

試験範囲の確認も終わったところで、作成したExcelをもとに学習を進めていきます。しかし、「Layer2やLayer3、VPNなどなどあるがどの順に勉強していけばいいの???」という疑問が生まれるかもしれません。基本的には好きなところから進めればいいのですが、こだわりがない場合はLayer2、Layer3、VPNと順番に進めていくことをオススメします。

Layer2がしっかりと構築できていなければLayer3は動作しませんし、疎通性がなければVPNは張ることができません。そのため、低いLayerから順に学習していくほうが個人的にはいいかなと思います。

また、前回も記載しましたが、学習の際は以下を意識することが非常に重要です。

機能確認はできるだけ最小構成で行う。

設定が出来て終わり!やったね!ではなく、最適な確認方法(show command)を意識する。

制御パケットはパケットキャプチャで確認し、debugと合わせてどのような処理が置きているか確認する。

あえて間違ったコマンドを入れて、正常ではない動作を確認しておく。

そして、検証した内容は全てノートにまとめることをオススメします。理由は次の2つです。

1.1度検証した内容を再度検証せずに済ませるため

2.自分の理解度を深めるため

何度も記載していますが、CCIEの範囲は非常に広いです。そのため、仕様確認を毎回検証していると果てしない時間がかかってしまいます。そこで、ノートに検証した内容をまとめておくことで、再度検証を行わずともノートを見ることで復習することができます。

また、ノートは絶対にEvernoteなどのアプリを使用してパソコンを使い作成することをオススメします。

たまに手書きノートを使っている人がいますが、ITに関しては手書きは絶対にやめたほうが良いとおもっています。手書きでConfigを書くと恐ろしく時間がかかりますし、debugになってくるともはや書ける気がしません。Evernoteなどのアプリだとコピペが可能ですし、画像の張り込みも可能です。

参考までに、僕が作成しているノートのリンクを貼り付けておきます。良ければ見てみてください。

※リンク先であるgoogle driveからダウンロードし、ご自身のEvernoteにインポートすることで閲覧が可能です。

そして、知識というのはただinputするだけではなかなか記憶に定着させることができません。inputとoutputを交互に行うことで、効率よく記憶に定着させることができます。

inputにはBlueprintに紐づけたCCOや、概要から学ぶ必要があればCisco pressを使用していきます。

outputにはINEのworkbookの使用をオススメします。教材の紹でも記載しましたが、INEのworkbookにはプロコトルの機能ごとの問題とフルラボが含まれています。CCOでinputし、INEのworkbookでoutputすることで理解度を確認しつつ進めていくことも可能です。

まとめると、以下のようなプロセスで学習を進めると、効率よくBlueprintを網羅することができると思います。

(1)プロトコルの概要を理解しているかどうか

Yes:(2)に進む

No :cisco pressを使用して概要を理解する

(2)CCOを読み、細かな理解を深める

(3)INEで”(2)”に対応するworkbookの問題を解く

(4)副読書としてブログなどを読み、さらに理解度を深める

Chapter .3 Writtenを突破する

Chapter .2が完了すれば、Blueprintは網羅しておりフルラボ対策さえ行えばラボ試験で戦えるレベルまで到達出来ていると思います。ここではラボへの挑戦権を得るため、Writtenを受験します。

INEのBlueprintにも記載がありますが、R&SではIS-ISなどWrittenにしか出題されない技術がいくつか含まれているため、そこはWrittenの受験前に重点的に復習するのが良いと思います。

最近は問題がどんどん難化しているという噂を耳にしますがここまで学習が進んでいればスムーズにWrittnは突破できる!はずです!

Chapter .4 Labの準備を進める

無事Writtenを突破することで、とうとうLabへの挑戦権を得ました。ここからはINEのフルラボを使用し、Labの対策を行います。Lab試験は受験時間が8時間、全体の拘束時間で言えば約10時間にも及ぶ長期戦となるため、集中力を維持出来るように日頃から訓練しておく必要があります。

フルラボに初めて挑戦する際は時間は意識せず、まずは全ての問題を解くことに集中してみてください。ゾッとする量のConfigを作成することになるため、解き終えた後はとてもぐったりするはずです 笑

何度かフルラボをこなし、問題を解くことが出来るレベルになれば次は時間を意識します。

多くのCCIE Holderが言われている通り、Trouble shootingは1問約10分、Configurationは3時間で解き、見直しに2時間ほど当てることが出来なければ合格は難しいです。また、Trouble shootingは厳密の言うと2点問題と4点問題に分かれているため、2点問題は5分ほどで解くことが理想だと思います。

フルラボに取り組む際は、この時間を目安に取り組んでみてください。時間短縮のための方法は、別の記事にて改めて紹介します。

フルラボを問題なく解くことができ、時間配分も申し分ない!というレベルまで到達すれば、CCIEは目前です!CCIE OLSMで受験日を決定し、予約します。

受験日に関して注意ですが、この記事を書いている2018年3月時点では東京でラボ試験を受けるとなると、1ヶ月のうち約1週間ほどしか受験可能日がありません。モチベーションが最高潮のときに受験できるよう、学習の仕上がりに応じて受験可能日をチェックおくことは大切です。

Chapter .5 Labを突破し、CCIEになる

ここまでくれば、あとは合格できるまでLabに挑戦し続けるのみです。個人的にはINEのフルラボをChapter .4で記載したレベルで解くことができれば、初受験でも戦うことはできるはずです。

また、守秘義務に触れる可能性があるため詳細に書くことはできませんが、Labは試験環境がなかなかに酷く、初回で実力を全て出し切るのは難しいと思います。噂のお弁当も美味しくないため、昼食のトレーニングも試験の一貫です。そういった意味も込めて、試験の雰囲気や環境、自分のレベルを確かめるためにもここまで学習が進んでいれば1回目は足踏みせずに受けてみることをオススメします。

そして、見事1発合格を勝ち取れば、CCIE奴隷生活から開放され念願のCCIE Holderに!惜しくもFailしてしまった場合は、空かさず2回目を予約し合格するまで可能な限り最短で受け続けてください。

何度も書いていますが、CCIEは非常に試験範囲が広いです。中途半端に休憩してしまうと、思い出すための復習で1ヶ月以上かかってしまうなどザラです。

そうして諦めずに挑戦し続けると、必ずCCIEになることができます。8時間に及ぶ拷問受験の末無慈悲にもFailを叩き付けられると、20万が吹き飛んだことやまたこの生活が1ヶ月以上続くことに挫折しそうになる日も来るかも知れません。。。が

諦めなければ挫折しない。

この言葉を胸に頑張り続けてください。僕でも合格できたので、諦めなければ必ず取得できます。

いかがだったでしょうか。とても長文になってしまいましたが、少しでも参考になれば嬉しく思います。

また、僕もこのプロセスに基づき現在CCIE Securityに挑戦しています。R&Sに挑戦されている方々の熱意に負けないよう、努力を続けていきますので、一緒に頑張っていきましょう!

最後に、学習方法に関してご意見やご質問があれば、当ブログのコメントやtwitterのリプライなどで気軽にお声かけください。

シェアする

フォローする

関連コンテンツ

コメント

  1. naoh より:

    はじめまして、CCIEの勉強をつい最近始めたnaohといいます。
    いっとねっとさんは、CCIEの学習をGNS3でされたんですか?
    だとすると、L2はどうやってシミュレーションされたのか気になったで質問させてくだしあ